厳正寺 水止舞 2006年7月14日

東京都大田区

14日の早朝 私のブログに良く書き込みをして下さる、“よしさん”のブログを見ていましたら、
今日 お孫さんが水止舞の行事に参加するとのこと。
昨年彼女の「つっちー@PAGE」でこの珍しい行事を知り、
是非見たいと思っていましたが忘れるとも無く忘れていました。
それが今日なのです。見逃したらまた一年経ってしまいます。

10時半頃家を出て、高田馬場・・(JR)・・品川・・(京急)・・大森町・・(徒歩)・・厳正寺 へと。

東京都無形文化財指定   厳正寺の水止舞

始まりは680年近くも前になります。
1321年に大旱魃が続いたため厳正寺住職が7日の間祈祷し、見事雨を降らせました。
しかしその2年後、今度は長雨に悩まされたため、三頭の龍像を彫って「水止」(しし)と命名。
それを農民たちにかぶらせて舞を舞わせ、太鼓を叩かせ、法螺貝を吹かせたところ、
黒雲は消えて太陽が姿を現したといいます。
これより寺に「水止舞」(みずとめまい)を奉納する慣わしになったそうです。

まず厳正寺へ。

白い門の二階には梵鐘が下がっています。
  

境内には特設舞台ができていました。上の門を内側から撮りました。
  

大森東中学校校門前から出発するときいたので中学校へ。
校門の前に、縄を渦巻き状に巻き上げた上に、龍神の頭が置かれてありました。
この中に龍神役の若者が入り横にされて、水をかけられながら運ばれて行きます。

雌の龍 と 雄の龍
  

1時からですので、産業道路を越えた大森中二丁目のラーメン屋で昼食を。
大森東中学の直ぐ傍なのに、店主もおかみさんも「水止舞」のことを知らないので吃驚しました。

中学へ戻ってみるとぼつぼつカメラ片手の見物客が集まっていました。
この裏の集会場で支度をして出てくるからと教えて呉れた人がいたのでそちらへ移動。

中へ入ってみたら、
獅子が着付けをしてもらっていました。

花かごを頭の上に、ささらを手にした女性→

青竹をもって幼稚園児も勢揃い。

この青竹で地面をつき叩きながらすすみます。

いよいよ「道行」が藁の龍神を先頭にはじまりました。

水を掛けられながら、それでもまっかに頬を膨らませて法螺貝を吹いています。
  
上右の写真はよしさんのをお借りしました。見事に水を捕らえています。

短い距離ですが、数メートル進んでは水を掛けられ、また数メートルと言う具合にゆっくり進みます。
藁が水を含みだんだん重くなっていくようで、運ぶ人も大変です。
境内に到着すると、舞台の上へ。
  

舞台に上がると、中の若者は這い出してきて、たからかに法螺貝を吹きました。
  

解いた荒縄を舞台の周りに這わせ龍に見立てます。また雄獅子・雌獅子・若獅子・花籠は舞の準備です。
  

舞が始まりました。

龍の頭も飾られています。

 翌15日の朝日新聞の朝刊に写真と記事が出ていました。

他にも新聞社の人がきていましたが、
みなカメラだけは防水して、
自分はびしょ濡れになりながら撮影していました。
私は水から逃げていました。

伝統有る行事なのにあまり知られていないようですが、
新聞に載ったので、来年は見物客も多くなることでしょう。

この日は小金井から団体で来ている人達がいました。

駅からお寺までの途中に懐かしい店を発見。 

  染もの  洗い張り
  しみ抜き  丸生洗い  の“のれん”が。

我が家の近所にも昔は有りましたが、
いつの間にか無くなりました。

又、流石土地柄「海苔屋さん」が多くありました。

よしさんのお孫さんは「ボーイスカウト」で今年は水掛係りだったそうです。
水掛は、自分もびしょ濡れになりながらで大変です。ご苦労様でした。

よしさんのお陰で楽しい体験をさせて戴きました。有り難う御座いました。